DR.NOGIER AURICULOTHERAPY
"神経生理学と胎生学を基盤に体系化された治療法”
なぜ耳針治療に神経学の知識が必要なのか考えてみましょう。
1、耳介療法は神経学、胎生学を基盤に体系化された医療です。
その効果は耳介に与えた刺激(入力)の中枢神経(脳)への神経生理学的な作用機序により説明されています。
2、耳介ポイントには胃、胆のう、肝臓など内臓のポイントや頚椎、腰椎など解剖学的部位のポイントも存在しますが、神経学的ポイントつまり交感神経、星状神経節、前頭葉、側頭葉、海馬、視床下部、脳幹、小脳なども多く存在しており、さらにゼロポイントや飢餓ポイント、抗うつポイントなど機能的なポイントもあり、ノジエの耳介療法ではこの神経学的ポイントや機能的ポイントの使い方が極めて重要になってきます。
また、脳12神経のポイントも存在し、臨床で良く遭遇する耳鳴、めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺、眼球運動の問題、歯痛、頭痛など脳神経が関わる様々な問題の診断、治療に使用できます。
3、Dr.ラファエル・ノジエのセミナーデモを見るとわかるのですが、十分に時間をかけた問診と眼球運動や平衡機能検査などの神経学的検査を行い脳や神経システムのどこにどのような機能的な問題があるかを診断し治療アプローチを決定します。そして治療後の効果の判定のため再度、神経学的検査などを行います。もちろん事前に医学的検査(血液検査、X-Ray、MRIなど)が必要なのは言うまでもありません。
非常に論理的な診療です。
以上のことを考えると、ただ単に、こういう症状にはこのポイント、こういう疾患にはあのポイントという短絡的な治療の仕方では、ヨーロッパで耳介診療を行っているドクターのような治療は到底できないと思います。正しい身体診察の知識と神経学の知識を持ち、神経学的検査の意義、解釈、病態把握、鑑別診断ができてこそ本当のノジエ博士の耳介療法に近づけることができるのです。
フランスで行われているような本格的な耳介療法を実践するには、これまでの一日や二日間のセミナーを受けるだけではかなり不十分と言えます。一般的な身体診察ができるのはもちろんのこと、時間をかけて臨床に関わる胎生学や神経学、神経学的検査の勉強をすることが必要不可欠なのです。
当スタディーグループは鍼灸大学や専門学校では学べない、実践的な、点と点が線につながるような、現場向けの臨床神経学をレクチャーしていきたいと考えております。
神経学的な勉強をすると→
考える楽しさが出てきます、自信も出てきます
結果も出せるようになります
患者さんからの信頼も獲得することができます
「医療としての耳針」の実践が可能になります
「耳介療法には一人前の医師としての熟練が必要であり、危険なく有効にこの療法を臨床に応用するには、医師が正しい診断をできるかどうかにかかっている。」
Dr.P.Nogier
「医師以外の治療家が耳介療法を習得するには相当の努力をしなければならない。」
Dr.P.Nogier
※耳針法治療の実際(エンタプライズ)より
ANSG: Auriculotherapy Neurology Study Group - Nagoya JAPAN
URL: https://www.ansgjapan.com/