Auricular clinical Neuroscience

耳針臨床のための神経学

実践向け神経学Ⅰ〜Ⅻ 脳神経

 

耳針、耳介療法や一般鍼灸の臨床において実践向け神経学、特にⅠ〜Ⅻ脳神経の知識は非常に重要です。当スタディーグループでは大学や専門学校では学べない実践的な神経学的検査法や神経学的アプローチの講座も予定しております。

 

脳神経Ⅰ~Ⅻ

 なぜ臨床現場で神経学が必要か?脳神経学の知識をどう治療で活かすのか?

12脳神経の神経学と神経学的検査、各疾患への応用

脳神経が関わる疾患に対する神経学的マネジメントとアプローチの検討(頚部痛、むちうち、頭痛、めまい、耳鳴、突発性難聴、腰痛、関節痛、高血圧、神経痛、自律神経失調、うつ、不眠など)。

耳針の臨床家には特に重要なコンテンツとなっております。

 

・嗅神経、視神経

・動眼・滑車・外転神経1、眼球運動の検査、瞳孔から診る自律神経機能

・動眼・滑車・外転神経2、対光反射と自律神経機能、VOR、OKN検査

・三叉神経、頭痛・TMJの問題

・顔面神経、表情筋から診る脳幹と大脳の状態、ベル麻痺の臨床

・蝸牛神経、聴覚のメカニズム、院内での簡単な聴力検査、耳鳴と突発性難聴の戦略

・前庭神経1、三半規管の検査1、三半規管と小脳1、眼球運動検査1、めまい1、平衡システム解説、メニエール病、BPPV、Epley法など

・前庭神経2、三半規管の検査2、三半規管と小脳2、眼球運動検査2、めまい2、平衡システムの検査、臨床における脳幹と三半規管アプローチ、頭蓋と脳神経

・舌咽神経、迷走神経、副交感神経の調整、内臓に対する神経学的アプローチ

・副神経、検査、眼球運動、後頭下筋群の連鎖、めまい、耳鳴、頭痛、TMJとの関連

・舌下神経、各疾患に対する脳神経学Ⅰ〜Ⅻを応用した臨床アプローチ

 


小脳および大脳基底核

小脳と大脳基底核は運動調節に関わる非常に重要な部位である。

小脳は主に運動調節、平衡機能、姿勢調節に関わることは学校で学んだと思うが、最近では認知や情動にも関わることがわかっている。我々の臨床においてめまい症のみでなく、むち打ち症、姿勢コントロール、腰痛、頚部痛、学習などにも重要である。

また、大脳基底核も運動調節、認知、情動にも関わる部位であり、小脳と同じくその神経学を学ぶ臨床的意義は大きい。

 

・小脳1:小脳の解剖と機能、発生学的区分、機能局在、小脳の神経回路、小脳の検査(実技)

・小脳2:実技中心、小脳の検査と臨床アプローチ

・大脳基底核1:BGの解剖、機能、神経回路、病態、4つのループ、臨床応用