耳介療法は “ 脳 BRAIN” に対する神経学的な治療です
当講座は耳介療法発祥の地、本場フランス式耳鍼の基礎から各疾患の治療、耳介療法に必要な神経学と神経学的検査、患者マネジメントまで一貫して学べる本格的な医療資格者向け耳介療法コースです。
臨床に関わる神経学的な考え方や神経システムの機能的な問題、そして治療ポイントを検討するために実施する神経学的検査まで学べるのが当スタディーグループの特徴です。また、きめ細やかな実技指導とリラックスした雰囲気でじっくり学べるよう少人数制勉強会の形式で行っております。
レクチャーはセイリン株式会社が2015年に名古屋と福岡で主催し盛況であった「耳針療法イントロダクションセミナー/耳針の基礎と神経学的アプローチ」の講師が担当します。
ANSGでは国内の鍼灸業界でこれまでになかった” 耳介療法+神経学的な講義 ”を行い「医療としての耳針・耳介療法」を実践するための知識と技術を提供しております。
また、本場フランスやアメリカの医師たちが使用しているASPニードルの使い方も詳しくレクチャーしております。さらに、本コースを修了した先生は「耳針ブラッシュアップセミナー」に参加することもできます。
Dr. Nogier「耳介療法は患者の身体に起こっている神経学的な問題を探すことが重要である」
Dr. Stanton「耳介療法の特徴及び理論的根拠として神経生理学の応用であることが重要である」
※注:国内で無資格者が行う〇〇式耳介療法や耳つぼセラピー、あるいは痩身ビジネスとして普及している耳ツボ痩身とはまったく異なるものです。
講座のご案内
2025年 名古屋コース(3日間)
他県の先生が参加しやすいように、これまで全2回の計4日間のコースを講義内容はほぼそのままに、全1回の3日間で学べるようにコース変更しました。ただし、1日の講義時間は長くなり、3日間耳介療法漬けで少々ハードなスケジュールになります。耳針臨床30年の経験をもとに耳針の基礎から各疾患の治療法、診療のコツ、耳針の医療事故対策(これ重要)まで徹底的に伝授いたします。
※開催日が決定しました
日程:2025年、7月4日(金)〜6日(日)の3日間
3Dayコース
基礎1〜3、臨床1〜5のチャプターからなるコースです
1日目12:00〜18:00、2日目10:00〜18:00、3日目10:00〜16:00
会場:愛知県名古屋市緑区・ANSG事務局会場
受講条件:下記を参照
参加費:164,000円+税(税込180,000円)
※今年度に限り2024年12月の新横浜イントロセミナーに参加した学生さんは税込150,000円とします。
申し込みの締め切り:6月1日まで
◼️コース終了者には院内掲示用「Auriculotherapy Basic and Clinical Course」の修了証(英文)を発行します
2024年 名古屋コース
※終了しました
第1回:2024年12月14日(土)〜15日(日)の2Day
第2回:2025年1月18日(土)〜19日(日)の2Day
会場:名古屋市緑区・ANSG事務局会場
2023年 名古屋コース
※終了しました
2023年
第1回:7月8日(土)〜9日(日)
第2回:8月5日(土)〜6日(日)
会場:名古屋市緑区・ANSG事務局会場
※コース終了者には院内掲示用「Auriculotherapy Basic and Clinical Course」の修了証(英文)を発行します
2022年 名古屋コース
※終了しました
第1回:7月9日(土)〜10日(日)の2Dayセミナー
第2回:8月6日(土)〜 7日(日)の2Dayセミナー
会場:名古屋市緑区・ANSG事務局会場
2020年 名古屋コース
※終了しました
2020年コース1月、3月
会場:名古屋市緑区・ANSG事務局会場
2020年 埼玉(川越)コース
個人グループ依頼による出張セミナー
※終了しました
2020年コース2月、3月
会場:埼玉県川越市
2020年 福岡(博多)コース
九州全域の先生方依頼による出張セミナー
中止になりました
新型コロナ問題のため2020年の5月、6月のセミナーは延期となり2022年開催を予定しておりましたが、長引くコロナ禍のため一旦中止することになりました。
第1回:5月23日〜24日の2Dayセミナー 延期→中止
第2回:6月13日〜14日の2Dayセミナー 延期→中止
会場:エイムアテイン博多駅東5K
受講条件:鍼灸師、医師、歯科医師などの医療資格者、学生、ANSGが許可した者。
ただし下記条件がございますのでご注意ください。
1、耳介療法、耳鍼療法および耳ツボ療法、耳つぼ痩身などの学校、セミナー、協会、法人の主催者、役員、教員、講師および関係者は受講できません。
2、各種柔整、針灸のセミナー、勉強会等の主催者、講師および関係者は受講できません。
3、針灸または柔整の大学、専門学校の教員、講師は受講できません。
定員:少人数制、3日のコースを受講できる方のみ(1日のみ等は不可)
申込み:随時受付しておりますので下記の申し込み要項をご確認の上、事務局までメールにてお願いします。
●ANSG講師:原 浩之, 鍼灸師、理学士、耳介療法ディプロマ(Dr.Nogierより )
Lecturer: HIROYUKI HARA LAc, BSc, Dip Auri
※Completion of the Basic and Advanced Courses of the Nogier Auriculotherapy Program.
・Dr.ノジエ耳介療法プログラムのBasicおよびAdvanceコース修了(Diploma)
・Dr.池園の肥満治療のための耳介療法履修
・米国医療従事者向け臨床神経科学専門課程300時間プログラム修了
・大学の卒後教育に神経学を専攻し基礎神経学や臨床神経科学講座などを1,000時間以上履修。臨床神経学、脳神経学、神経リハビリテーションを学び、その臨床応用を20年以上研究し実践している。
・2015年、名古屋と福岡にて鍼灸師、医師、歯科医師を対象とした「耳針療法イントロダクションセミナー/耳鍼の基礎と神経学的アプローチ」の講師を務める(セイリン株式会社主催)
・Dr.ノジエ耳介療法の臨床歴30年
・2019、2023セイリン耳針セミナー講師
●お問い合わせ、申し込み
受講条件を再度確認の上、氏名、ふりがな、住所と電話番号、メールアドレス、勤務先診療所名と住所、医療免許の種類をメールに記入し下記アドレスまでお願いします。
後日、当方よりメール返信の後、コース詳細案内の書類、正式な申込書をメール配信いたします。
※返信メールを必ず送信します、もし返信が届かない場合はお手数をおかけしますが事務局までお電話下さい。
ANSG(耳針&神経学スタディーグループ)事務局
〒458-0801 愛知県名古屋市緑区鳴海町山下108-1グリーンシャトー山下1階
E-mail:ansgjapan@gmail.com
tel: 052-896-2113
コースプログラム概要
※内容は多少変更することがありますので、あらかじめ御了承ください
耳針の基礎1
耳介療法の歴史、ノジエ博士の研究
耳介の解剖と神経支配
耳針の適応症、耳鍼診療器具について
ポイント探索法と刺鍼法
耳介全域のポイント解説
耳針の基礎2 :耳介療法の応用神経学
耳介療法の研究
耳介療法の神経生理学と作用機序
脳幹、網様体、脊髄視床路
視床、視床下部、海馬、RASなど
自律神経システム
耳への効果的な刺激入力を神経学的に考える
サメーションとハビチュエーション
臨床1:運動器疾患、疼痛性障害
・痛みの治療
痛みに対する神経学的戦略
FRA、Lovett Reactor
耳介療法における疼痛疾患の管理
疼痛性障害の圧力パルパーによる治療ポイント診断とコツ
・腰痛、坐骨神経痛、膝関節痛、頚部痛、肩肘痛、外傷性頚部症候群(むちうち症)
運動器疾患の耳介ポイント解説
腰痛、頚部痛におけるノジエ眼球運動検査
急性痛と慢性疼痛の耳介療法
耳針デモと実習
・片頭痛、肩の痛み、五十肩
片頭痛に対するノジエ理論と治療
急性期と慢性期でのアプローチの違い
肩の痛みに対するノジエ理論と治療
耳針の基礎3
・耳介ポイント探索の科学
ノジエ博士のポイント探索の原理・原則
ポイント探索の基礎理論と方法を神経学的な検討も含め解説
一般的な電気的探索器の使い方
SEDATELEC社製電気的探索器の使い方
ポイント探索方法のデモと練習
・ノジエ博士の電気的治療
電気的治療の解説、適応、使用法と注意事項
SEDATELEC社製器具による治療デモ
・皮内針と円皮針の使用法
セイリン製パイオネックスを推奨する理由
パイオネックスの効果を高めるテクニック
・ASP針の使用法
フランス製のASPニードルの使い方、注意点
ASP針デモ
欧州や米国の医師、Battlefield Acupuncture(戦場での耳針)で使用している耳用の留置針
・焼灼法の実演
臨床2:消化器と呼吸器疾患、肥満症、アレルギー
・食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸
・肝臓、胆のう、膵臓
・肺、気管支
・腎臓、副腎、甲状腺、下垂体
・胃痛、胃炎、胃潰瘍、機能性ディプペプシア、過敏性腸症候群、痔疾患
各消化器官の耳介ポイント解説
消化器問題に対する神経学
消化器に対する治療戦略の立て方
・便秘および痔疾患の治療
・肥満症、過食症の治療
ノジエ肥満治療の理論
前頭葉、視床下部、脳幹への神経学的戦略
肥満治療プログラムの作成
肥満症の患者マネジメント
治療ポイント解説と選択法
・アレルギー、食物アレルギー、抗炎症アプローチ
ノジエ食物アレルギーの病因
症状(身体サイン)
検査とテストする食品
ノジエ食物アレルギー治療の実際
・フランス式耳介療法における脈診の方法
理論と脈の取り方、反応の診かた
脈診時の環境設定(エラー防止策)
実演と練習
臨床3:耳鼻科疾患、平衡障害と神経学検査
・めまい、メニエール病、耳鳴、突発性難聴
平衡機能システムの神経学
中枢前庭系の入力系と出力系
各種平衡機能検査
三半規管と小脳の機能障害を診断
phantomな耳鳴について
各疾患の治療法
・ノジエの眼球運動検査をupdateする
腰痛、坐骨神経痛、頚部痛、肩こり、めまい、自律神経や精神疾患などに重要なトピック
サッカードとパスート、バージェンス、VOR
眼球運動検査により神経系の状態を読む
眼球運動検査のデモと実習、治療法
・神経学的検査で脳と自律神経バランスを読み解く
瞳孔と対光反射で脳幹と自律神経バランスを読み解く
小脳、前庭神経の検査
聴覚の神経学と院内での聴力検査法step1&2
臨床4:自律神経、精神科疾患
・ノジエ博士の前頭葉機能障害理論
前頭葉機能障害のサイン
前頭葉の問題と治療法
前頭葉の問題はうつ病や自律神経失調症のみでなく慢性疼痛のほか多くの機能的疾患にも関わります。
特異的に前頭葉にアプローチできるのは耳針療法の強みと言えます
・耳針を用いた神経統合不全の調整
身体の神経学的なアンバランス(神経統合不全)を耳介療法によりバランスをとる方法。脳科学的な解説とデモンストレーションにて詳しく講義します。慢性的な問題でなかなか改善しない場合、あるいは不定愁訴が多い患者には、多くの症状をただひたすら追いかけて対症療法を続けるよりも、まず全身をコントロールしている神経系の全体調整が非常に効果的で理にかなった治療と言えます。講義では耳介を利用した神経系の統合調整を簡単にとる治療法を学びます。
体調不良、自律神経失調症、更年期障害、うつ病、PTSD、不安神経症、不眠症、慢性腰痛や頚部痛、めまい、頭痛などに対して重要なテクニックです。
・自律神経・精神神経の問題、うつ病、不安、睡眠障害
自律神経システム障害の症状
交感神経と副交感神経の評価と検査法
交感神経過剰、迷走神経障害の症状と診断
自律神経の調整ポイントの選択と治療
うつ病、不安、睡眠障害の治療法
臨床5:耳針の臨床導入と患者マネジメント
耳介療法の臨床導入5つのパターン
患者説明の方法
耳針後のアドバイス
通院間隔の計画について
耳介療法による医療事故予防のコツ
粒鍼、ASP針のリスクとその対策
愛知県名古屋市緑区鳴海町山下108-1グリーンシャトー山下1E(名古屋耳針研究所・はら鍼灸院内)
TEL:052-896-2113
※お車で来られる場合
駐車場に関して:駐車場は4台分ありますが、必ずあらかじめ当事務局まで事前にお申し出下さい。
利用人数によって全員は無理なのでコインパーキングを案内します。(コインパーキングから徒歩7分)
※名古屋駅から公共交通機関で来られる場合。
(BがおすすめですがAの1か2の地下鉄利用も良いでしょう)
A:地下鉄を利用
1. 名古屋駅→地下鉄桜通線・徳重行で30分、野並駅下車→徒歩15分(または市バス3区で5分、ただし本数は少ないので歩いてこられる方がほとんどです)
2. 名古屋駅→地下鉄桜通線・徳重行で20分、新瑞橋駅下車→市バス6番のりば地下鉄徳重行きで15分、鳴海山下下車(会場の目の前に止まります)。
B:JR利用
名古屋駅→JR東海道線本線で11分笠寺駅下車→タクシーで10分、1000円位(距離があるのでタクシー以外は無理と思います)。
少々のタクシー代がかかりますが名古屋駅から一番楽に早く来れるのでおすすめ。
※新幹線で来られる方は名古屋市内のJRは無料のことがありますので JRでご確認ください。
C:名鉄を利用
1. 名古屋駅→名鉄、鳴海駅下車→市バス新瑞橋行で15分またはタクシーで10分または徒歩25分(歩きは遠く感じると思います)。
2. 名古屋駅→名鉄、本星崎駅下車(ただし普通しか停まりません)→徒歩20分程
ただ雨の日は大きな荷物を持って20分歩くのは避けたほうが無難です
会場:エイムアテイン博多駅前貸会議室
福岡市博多区博多駅前3-25-24 八百治ビル5・6階
tel: 092-477-8050
ANSG |Auriculotherapy and Neurology Study Group - Nagoya JAPAN
URL: ansgjapan.com
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